今回お話を伺ったのは、フェリス女学院大学 エコキャンパス研究会代表の高貴小百合さんです。
彼女は趣味がピアノであったり、アカペラサークルにも所属しているなど、音楽にも精通しているようです。
明るく笑顔が素敵な高貴さんのおかげで楽しいインタビューになりました。
もともとは国際交流学部のゼミであったエコキャンパス研究会は、今年で発足15周年を迎えます。
女子大生にしかできない環境活動を目標にしるというエコキャンパス研究会さん。
高貴さんは、「環境って、堅いイメージがあるじゃないですか。例えば、生物の多様性がどうとか…でもそれって、わかりにくいしつまらない。私たちは、文系のふわふわした頭でやわらかく伝えることで、地域の方や子供たちにもわかりやすく、環境が身近なものに感じてもらえるようにアピールしています」と言います。
高貴さんは、部活説明会での先輩方の「大学でしかできないことをしているのが自信」といった雰囲気に魅力を感じ、エコキャンパス研究会に入ったという。
「環境活動だけなら高校生でもできるんですよね。企業の方とコラボとか、その過程が大切だなと思ったんです。」大学以外のセクターとの関わりが大事だという彼女は、「私にとっては、活動の内容よりも、活動の過程で得ることのほうが大きい。」と語る。
企業の方や、大人のひとと話すのが苦手だったが、エコキャンの活動を通して克服できた。なにより、大人のライフストーリーを聴けたのが大きいし、ほかの人の生き方が知れて勉強になる、と語ってくれました。
エコキャンの活動で重視されているのは「地域活性化」です。代表的な活動として、インドネシアの特産品であるヤシ砂糖の日本での普及を勧める企画があります。ここ三年では女子大生が一から企画した「コラボパン」にも力を入れています。「昨年から始めた「道志村企画」をもっと発展させたいです。イベントなども催し、道志村にもっとひとを呼べるようにしたい。水道局の方の協力もあるので、頑張りたいと思っています」と高貴さん。彼女の瞳にはやる気に満ちた輝きが宿っているように見えました。
(文責:阿部)